NEP サイクロン・セパレーター
概要
サイクロン・セパレーターは流体中の粉じんやスラッジを遠心力により除去する装置です。
NEPサイクロン・セパレーターは、事業所や工場等の規模の大きい施設に対応した大容量の装置を提供しております。
遠心力による分離方式のため、フィルタ等の交換が不要。運用も環境にやさしく負担をかけないサスティナブルで低ランニングコストの装置です。
当社では設計条件に応じて、設計及び製作いたしております。是非お気軽にご相談ください。
作動原理(図参照)
サイクロン内部の流動状態は、図の通りです。
粒子を含む流れは3~5回旋回して、
その間に粒子は遠心力によって壁面に近く偏り、捕集されます。
NEP MONARCH SEPARATOR(油水分離装置)
概要
波型板油水分離装置は、1966年シェル石油により開発され、 日本エンジニアリングプロダクツが、ライセンス契約のもとに、製造・販売しています。
C.P.I.は、このシステムの核心部分で、技術的にたいへん優れており、 場所をとらないコンパクトなグラビティタイプの高性能セパレーターです。
C.P.I.の材質は、ファイバーグラスで強化されたポリエステル・レジンやアルミニウム、 鉄、ステンレスなど、用途に応じて使用されますが、標準的なC.P.I.は、ファイバーグラス製で、 水平に積み重ねられた50枚の波型板からできており、それはC.P.I.パックと呼ばれています。 その寸法は、高さ103cm×幅100cm×長さ175cmですが、他の寸法も御要望に応じて、製作が可能です。
C.P.I.の一方の端には溝があり、C.P.I.へ流入した流体は、油分だけが波型の上部をつたって、 溝に集まり、その他の流体は下部へ誘導されます。
C.P.Iパックは、分離効率を考えて、45度の角度で取り付けられています。
一般的なC.P.I.は60ミクロン以上の油滴を、すべて除去するよう設計されていますが、 流体の種類や要求により、それ以上の性能をもった、セパレーターの設計も可能です。
作動原理(図参照)
- 1. 流体の流入口。
- 2. 重い固形物は、あらかじめ除去され、ここから排出。
- 3. 被処理流体のC.P.I.へのスロット。
- 4. 油と残存固形物、水はC.P.Iで分離。
- 5. 分離された油分の貯留領域。
- 6. 2.で除去されなかった固形物やスラッジの貯留領域。
- 7. C.P.I.で分離された処理水槽。
- 8. トップカバー (耐圧:0.034MPa)
- 9. ガスベント。
- 10. ベース。
特長
- コンパクトで、高効率のグラビティ・タイプのセパレーターです。
- 全量をC.P.Iに通過させて分離するように設計されています。
- 流量を多くしても、分離効率にあまり影響が出ません。
- 可動部分が無く、保守点検が簡単です。
- 動力を必要とせず、設置場所の制約を受けません。
- 短い滞留時間(3~10分)で良好な分離効率が得られます。
- 標準設計の外にも、特殊な御要望に応じた設計が可能です。
用途
含油排水から、油・水・固形物・スラッジの分離を行い、主として 石油生産、石油精製、石油化学、水処理プラント、製鉄、船舶、トラック・ターミナル、 砂糖工場、植物油工場、原子力工場、発電所設備などに、必要なシステムです。